花子2009奮闘記とワンポイントレッスン
花子開発担当の仁科です。
みなさま、成人式も終わりお正月気分も抜けて気持ちも新たに今年一年本格始動されている頃かと思います。
いよいよ「JUST Suite 2009」の発売も間近に迫って参りました。
今回は、JUST Suiteに搭載されている統合グラフィックソフト「花子2009」の開発当時を振り返りながら、新機能のちょっとしたポイントについてご紹介させていただきます。
■文字入力ウィンドウ
文字入力ウィンドウも3世代目となりましたが、今回は、2009における新機能の実現と今後の拡張のために、内部のプログラムをまったく別の新しいコードにすることを迫られ、連日胃の痛くなる日々が続きました。なんとか無事収束を迎えられたことにホッとしています。
「ドラッグ&ドロップ」は、文字通り、文字入力ウィンドウの項目を自由に配置し直すことができる機能です。オンラインカタログの動画を見ていただければ、便利さをすぐに理解していただけるのではないかと思います。
実はこの「ドラッグ&ドロップ」を使うと数値で間隔を指定することに代用できます。
上の文字枠と下の文字枠の間隔を一定の数値で配置したいことがよくあると思います。こういうときに手軽に使うことができます。
間隔の設定は、文字入力ウィンドウのメニューボタンから[オートレイアウトの設定]を選び、[オートレイアウトの設定]ダイアログの[数値で指定]の項目に数値を入力しておくだけでOKです。
あとは、間隔を一定にしたい下の方の図形をドラッグし、仕切り線が上に表示された状態で同じ位置にドロップすれば、指定した間隔で配置されます。もちろん図面側から図形をドロップしても同じ間隔になります。
図形と図形の間隔を揃えたいときには、文字入力ウィンドウに図形は項目として表示されないので、上の図形を一旦文字付き図形にすれば利用することができます。
■図形加工
今回の花子一押しの機能です。
こちらの機能は、随分前からお客様からご要望をいただいておりました機能でようやく実現させることができました。
この図形加工の搭載にあたっては、誤差と演算速度の改善に苦しみました…。開発当初はMax値に近い図形数や頂点数の図形を用いると、これがどうして、コマンドが半日かけても終わらない状態でした。そして10個の演算が絡み合ったモグラ叩きのような死闘が始まりましたが、その結果、複雑な条件でも処理できるようになり、新機能として搭載することができました。
図形加工は、これまでかなり描画テクニックを駆使して描いていた図形も簡単に作図することができます。今年の干支にちなんで、下記のような斑点模様の「うし」もアッというまにできあがります。
①文字の「うし」を[文字(T)-アウトライン(E)]で図形にします。
②描画パレットの鉛筆アイコンの[軌跡]ツールで斑点模様を描きます。
③図形加工の[分割]で斑点模様との図形に分割されます。
④斑点図形を黒で塗りつぶします。
この他にもまだまだ紹介しきれない機能が数多くありますが、残りは実際に花子2009を触っていただき、感じ取っていただければと思います。


